industrial blog

小谷口恭平のインダストリアルデザインについての記録。

売れすぎて。

キッコーマンの醤油、

「いつでも新鮮 塩分ひかえめ丸大豆生しょうゆ」の、

200ml入の販売が一時休止されたそうです。

 

 

原因は、、、

 

 

 

売れすぎて、ボトル供給が追いつかないそうです。

 

そんな、売れすぎてる商品がこれ。

 

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生しょうゆって何?っと思われる方のために、、、

 

 

通常のしょうゆは、火入(加熱処理)を行うことで、

微生物の殺菌や香気の付与などの役割を持って

いて、とても大事な工程なのですが、今回の生しょ

うゆは、この火入の工程を行わないことで、絞りた

てのまろやかなしょうゆが提供できるのです。

 

 

通常の容器では、この生しょうゆは90日経つと、

酸化により、新鮮な味ではなくなってしまうのを、

解決したボトル。

 

さらに、一滴単位から、自分の好きな量を出すこ

とができる、使いやすさと、鮮度を保つ機能を兼

ね備えたボトルらしい。

 

 

 

売れなくて困ることはあるけど、売れすぎて困る

こともあるんだなぁっと、正直な感想。。。

 

そんな製品をデザインするのが僕の役目ですが、、、

 

 

日々精進です!!

 

 

 

 

よく見る、キッコーマンのしょうゆの容器。

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1961年に発売された、しょうゆ卓上びん。

液だれしにくい卓上びんをということで、GKデザ

イングループの栄久庵会長がデザイン。

 

今では、グッドデザイン賞のロゴが入って販売さ

れていますが、入っていないびんはレアだと勝手

に思い込んでます。。。

 

 

大部分が、キッコーマンの宣伝になっているよう

な気もしますが、、、

いつの時代も、インダストリアルデザインは、暮ら

しを豊かにしているのだと改めて実感。

 

 

 

と、ちょっとまじめなこと言って終わりにしようと、

思います。