industrial blog

小谷口恭平のインダストリアルデザインについての記録。

MRI。

昨日の続き。

 

 

苦痛だったのが、動けないこと。

動くと画像がブレてしまって、使い物にならないので、

絶対に動かないでと、脅されました(笑)

 

 

動けないのはつらいですね。

 

実際、動けないのが苦痛すぎて、MRIを断念した人も

いるとか、いないとか。。。

 

 

 

ある程度は固定されるので、

 

『撮影中は寝てよう~♪』

 

とか、考えていたのですが、撮影中の機械が動く音が

凄まじい(笑)

 

『ガ、ガ、ガ、ガ』とか『カッコン、カッコン』とか。

そこの病院だからなのかもしれませんが、広い空間に

設置してるものだから、音が響く(笑)

 

 

あまり寝れずでしたね。。。

 

 

そもそも、MRIって何?

と、言う人もいるでしょう。

 

f:id:kotaniguchi:20150319172015j:plain

 

これです。

 

 

東芝メディカルシステムズ株式会社のMRI

vantage titan™3Tです。

 

MRImagnetic resonance imaging

日本語で、核磁気共鳴画像法

 

ざっくり説明すると、電磁波と体内の水分を利用して、

体内の形状を知るといった方法です。

 

ざっくりすぎてすいません(笑)

 

 

人が横になって入るものなのでけっこう大きな機械です。

高性能になるにしたがって、機械が大きくなるというのは

当たり前の流れなのかもしれませんが、上記の東芝メディ

カルシステムズのMRIでは、、、

 

『パフォーマンスは犠牲にせず、無駄を削ぎ落とす』という

コンセプトのもと創り出されたMRIだそうです。

 

シンプルな形状の中で、カラーリングでは、患者への負

担が大きくならないような落ち着いたカラーリングであっ

たり。

また、MRIを使うときの、ソフトウェアや画面のユーザー

インターフェイス使用者への負担を減らすための画面の

動きや、全体の構成。

 

 

MRIに限らず、大きな機械では、形状やカラーリングだ

けでなく、機械を操作するボタンの配置や画面の中の

ユーザーインターフェイスであったり、使用者が操作す

るための動線だったりと、サイズが小さく、単純機能な

モノに比べて考えることは多いと思います。

 

こんなこと考えながら、機械を見てると、自分としては、

結構楽しかったりします。

今度自分が、大きな機械をデザインするときは、この

部分をこうしてみようとか、操作ボタン、画面はこの位

置だとどうだろうか、など。

 

機械に限らず、モノを見るときには、デザイナーは何

でこのカタチにしたのか?自分だったらどうするか?

など考えながら見ていると、勉強にもなるし、今後のデ

ザインの参考にもなったりします。

 

いつの間にか、機械のデザインになってたなぁ。。。(笑)